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【資金調達の極意】圧倒的に足りていないこと

  • 執筆者の写真: 石黒翔也
    石黒翔也
  • 2023年6月12日
  • 読了時間: 9分

自己紹介

エンジニア向けバーチャルコミュニケーションアプリのピクセルトークを開発・運営している石黒です。

コロナ禍でリモートワークになり便利さを実感していましたが、人との距離が広がってしまって寂しいと感じることが増えました。

離れていてもオフィスにいる感覚で仕事が出来ればいいという思いからピクセルトークの開発に着手しました。

是非ホームページをご覧になっていただけると励みになります!



以前の記事では私が2年間貯めた起業のアイデアを公開しました。


そして、オリジナリティのアイデアがクソである理由もこちらの記事にまとめましたので、ぜひ見てみてください。


突拍子もない夢を叶える方法

50代女性が岡田斗司夫さんにYouTubeでこのように質問しました。

さて、いきなりですがあなたならこの質問をどのように返すでしょうか?


私には夢があります。
ゴシック建築を再現したマンションを建てて、ゴスロリファッションで生活できる、いわゆるゴスロリマンションなるものがあったらいいな、またはそれを自分で作って運営できたらいいなと考えています。
外観はレンガ調で、内装はドア、窓、廊下、階段、絨毯、カーテン、照明を全てゴシック調で統一、鉄の門を置いて、昼夜の2交代で常駐のセキュリティを置きます。
敷地内には噴水の中庭を設け、庭園があり、住民のみならず清掃の方もゴスロリファッションで作業してもらえたら、このような環境で生活できたらどんなに素敵かと夢を見ています。
私は50代の女性で独身です。
数年前に詐欺に引っ掛かり自己破産してしまいました。
体を壊し、その時弁護士さんの勧めで生活保護に入りました。
保護から抜けだすために、ハローワークに通う毎日。
収入は増えません。
貯金もできません。
よって資産ゼロ。
その上で岡田さんにご意見を伺いたいです。
コネ無し、貯金なし、このような状況でも、また私より若い人たちでも可能性はありますか?
もし可能ならどんな方法があるのか、
また、資金はどうやって捻出するのか、
クラウドファンディングは利用可能か、
また、いくらに設定できるのか。
不動産の運用に必要な資格とか行動とは何でしょうか?

もう絶望的な状況ですよ。

50歳という年齢、最低でも数億円必要という資金、体調を崩している、職を得ていない、資産ゼロ。


あまりに突拍子もない夢物語です。

間違いなく友達やら家族に話したら笑われるでしょ!


何だよw

ゴシックってw

それをマンションにするの!?

外装はレンガで、庭園もあって常時セキュリティ?

いくら必要か分かってる!?

大体あんた貯金いくらあるのよ?

え?ゼロw w w w w w

ブッフォwwwwwっっw

ゼロでそれってw w w

どうやってやるんだよっw w w w

そんなこと考えてる暇あるならまず生活保護抜け出せるように頑張れよw


たぶんね、こんな感じ。

これを読んでいるあなたも同じような感想持ちましたよね?


岡田斗司夫先生の答え

これに対して、岡田斗司夫先生の答えです。

コネとか関係ないと思うんですよね。
自分がやりたいことだから。これ自体超簡単なんですよ。
すごい大きい目標を持っている人、別にこの人に限らず、大きすぎる目標を持っている人はですね、みんな問題同じパターンだと思うので、今から言いますので自分の問題に引き寄せて考えてみてください。
コツっていうのはですね、逆算することです。
逆算するのは何かっていうと、この人が話したですね、ゴスロリマンション、これは完成形なんですね。
完成形であってですね、その一つ前の状態、これになる一つ前の世代っていうかですね、ここにやっと行き着いた、じゃあその半年前、一年前はどういう状態だったのかっていうのを逆算するんですね。
さらにその一つ前っていうのを考えて、どんどん逆算してですね、本当いえば現在の自分がやれることと繋がれば一番いいんですけども、大体大きすぎる目標というのは中間が繋がらないです。
完成形があって、この完成形しか考えられない人も多いんですね。
例えば、アイドルと結婚したいと思っている人は、アイドルと結婚しているゴールの姿だけ考えて、じゃあその結婚している生活の3ヶ月前はどうだったんだろう。半年前はどうだったんだろう、と考えられないんですね。
で、これを考えられない人にとっては夢なんですけども、これをですね、少し前から積んでいって、自分ができることを積み上げていって、間に本当にもう無茶でもいいんですけ、途中ロードを作れるとそれは計画って呼ぶんですよ。
空想と計画の差がここです。
本当に他人から聞いてでたらめでもいいから、ちゃんと自分の今の位置からそのゴールまでの一本線が作れるかどうかだけなんですね。
相手がこうしてくれてとか、偶然こうなってというのは、それは空想なんですよ。それはダメです。
創造というのは、計画というのは何かというと、自分でできることで組み立てることなんですね。
具体的な例で言うと、僕は岡田斗司夫の博物館を作るっていう風に言ってるんですけど、この博物館も完成像から逆算で考えているわけですね。
別に僕はそれをですね、吉祥寺に作りたいわけでも、何でもなくてですね、そりゃ一番いいのはにゅーよーくかサンフランシスコに作ることなんですよ。
敷地面積これぐらいでって言うのがあるんですけれども、それは、それが成立するためにどう言う状況が必要なのかと、別に莫大に金だけを出してそんなもん作っても人が全然来ないじゃないですか。
そんなことを望んでいない訳ですね。
サンフランシスコでもニューヨークでもですね、日本のどこでもいいですけど、作るにはそこに作らなければいけないほど人が来ていると言う状況が必要だと。
じゃあ、岡田斗司夫ゼミの博物館にそれだけ人が来ていると言う状況は何で成立するのかというと、僕の動画はどれぐらいみられているか、そしてその動画から得られた記念品みたいなものが見られたい、見られるっているのはどう言う状況にあるのかって言うのを、欲しい理想の状態から、一つずつ一つずつ落として考えることなんですね。
この落として考えると言うことが、計画なんですよ。
こレは妄想と言われる状態でも構わない。
ただそこに持っていくと言うのがあれば、それは現実性を帯びてくる計画になってくるわけですね。

「それが成立するためにどう言う状況が必要なのか」

まずここです。ここでガツンときました。

あなたの始めようとしているビジネスは何であれ、このように考えたことはありませんか?

「今はお金がなくて広告費が掛けれないけれど、もしベンチャーキャピタルから出資してもらうことができたらな、広告費や開発費、マーケティング費用をもっと掛けて成長することができる」

もっとお金があれば…

この発想ではダメなのです。


だから本当に土地を買うのかとかですね、土地は誰かに譲ってもらうのかとかですね、そこまでいくのに本当にどんなロードマップが書けるのか次第何ですけど。
蜘蛛の糸みたいに細くて構わないから、楽観的で希望的でもいいから、でも自分のできること、じゃあ明日からこうすればいいんだ、僕のニコ生で言えばこういう内容にしていけばいいんだ、こういうふうなお客さんの呼び方をすればいいんだなっていうのをやっていくとようやっと、博物館へつながっていくわけですね。
この人が聞いているゴシック建築を再現したマンションを建てて、ゴスロリファッションで生活するというのは全然オッケーです。
クラウドファンディングって・・・。
クラウドファンディングとか寝ぼけてんですよ。
生活保護を受けていようが何だろうが、寝ぼけたことを言っても聞いてあげません。
クラウドファンディングって人に金集って、自分の好きなものができればいいなっていう希望でしょ?
そんなもの誰がやってくれるもんですか!
自分でできるような状態に持っていって、あとはお金さえあればこれが拡大できると人に思わせて、「だったら一口俺も乗りたい」「だったら私もお金出させてください」という状況に持っていかないと駄目に決まってる。
自分でどこまで持っていけるかなんですよ。

ベンチャーキャピタルに出資をお願いしに行くのではないです!

「是非御社に出資させてください」これを言わせるために行くのです。

あとはお金さえあればうまく行くという道筋を見せなきゃいけないのです!


もうシンプルに言いますね。
第一歩はですね、自分の部屋をゴスロリ部屋に改造してですね、ゴスロリで暮らすルームメイトを募集することです。
自分が50代の女なんだったら、その50代の女でも構いませんよ、その条件だったら「だったら私も60代の女なんですけどゴスロリの服を着たいからありがたいです」と思っている人でもいいんですよ。
それをですね、まずゴスロリで自分の部屋を統一して、それに誰か一緒に住みたいと思わせること、そして現に住むこと、そういう風にするとですね、外からなんと思われようとゴスロリが好きな人にとってはある種の「アレって案外羨ましいよね」っていう状態ができます。
これが第一歩です。

第一歩は、他の人を巻き込む、ということですね。

自分で一人で妄想していても何も始まりません。

自分のビジョンを話して、それを一緒に叶えてくれる仲間を見つけましょう!


これが成功したら「いや私もね、似たことやりたいんだけどあんたみたいな行動力がないから、ちょっとそれ人からあれこれ言われて恥ずかしいから」っていうボンクラですね。
こういう人間はボンクラなんですよ。
人がやっているのを見て初めて「いいわね、それ私もやりたい」って言ってるようなボンクラが幾らでも寄ってきます。
このいくらでも寄ってくるボンクラ共から金を巻き上げて、彼らにも同じような環境を作ってあげる。
もちろん、自分で作れるんだけども、そのボンクラたちが自分でやったら掛かる金の3倍ぐらいの金を吹っかけて構いません。
彼らが自分でやったら大体こんなもん50万ぐらいでできるんだったら、150万くらい請求しても構わないんですよ。
3倍くらい吹っかけて、それを資金にしてですね、だんだん拡大して次はアパートを丸々借りて、その中でゴスロリファッションで一生暮らしたいと思っているような、そしてそれは、誰かが提供してくれればありがたいな、と思っているボンクラをやっぱりいっぱい集めてですね、ゴスロリのアパートですね、中身だけでもゴスロリのアパートを作ると、これで全体のロードマップの三分の一くらいだと思います。
これを積み上げていけばですね、ちゃんとそこのゴールまでできます。
ゴールまでプランニングできますよね。
そこから先どのようにやるのかは、本当に自分次第なのでですね、自分で考えることというよりはですね、自分でやってみる事ですね。

金を巻き上げるだの、こちらはあまり好きな表現ではないのですが、真っ当なビジネスを展開することができるのはこの段階に入ってからですね。

3倍が高いのか、安いのかという議論はあると思いますが、専門スキルを持った専門家に頼むとなると、税理士やら社労士やら、結構かかるものですから、妥当かも知れません。


まとめ

このように、初めはゴスロリマンションを作るなんて無茶だ!と思っていたかも知れませんが、ロードマップを描くとそれが計画になり、現実性を帯びてくるのが分かりました。


岡田斗司夫先生のYouTube動画はこちらに貼っておきます。

32分13秒から、本記事で紹介した回答となっています。

 
 
 

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